議案第6号について反対、請願第15号の委員会の否決結果に反対
日本共産党金沢市議会議員 広田 美代
私は、日本共産党金沢市議員団を代表して、討論を行います。
我が党は、提案された諸議案のうち、議案第6号工事請負契約の締結について(金沢駅西広場シェルター建設工事その3)について反対です。
また、請願第15号消費税増税の実施中止を求める請願については賛成であり、委員会の否決結果に反対であることを表明します。
理由についてですが、議案第6号の駅西広場のシェルターは、駅西広場再整備の一部です。 新幹線開業やまちのにぎわい創出のためと言って始められた事業と言いますが、今の経済状況を考えれば、28億円の投入は問題であり、わが党は必要最小限の整備に見直すべきとの見解を表明してきました。よってこの事業に基づくこの契約議案には反対です。
また、消費税増税の実施中止を求める請願について意見を述べます。消費税増税法案については、民主、自民、公明の3党が密室合意し、国民の7割が反対を言う中でも、国会での議論が一切ないまま強行成立しました。しかも、増税分を大型開発に回すことも露骨にし、「社会保障のため」といった口実はすでに破綻しています。そして、国民を裏切ったこの一連の流れを反省することもなく、増税3党は尚も推進と実行を表明するなど、国民の思いと一層かけ離れるものとなっています。
「消費税増税するな!」「社会保障もっと充実させろ!」。貧困問題に取り組む人たちでつくる「このまますすむと困っちゃう人々の会」は、毎週水曜日に首相官邸前で消費税増税反対を訴えています。
呼びかけ人の一人は、「富裕層は応分の税負担もせず、大企業は内部留保があるにもかかわらず、労働者の福利厚生や給料はよくならない」「生活困窮世帯に重くのしかかる消費税は生活をさらにひっ迫させるだけ。財源確保のメリットより貧困層を増やすデメリットの方が大きい」と声をあげました。
国民の思いに背く消費税増税をするのではなく、政党助成金の廃止、大企業への優遇税制をやめることを行い、能力に応じた税負担制度を確立することこそ、今求められています。
消費税増税をやめてほしいという市民の切実な請願が不採択となった委員会結果への反対理由を述べ、討論を終えます。