本日の議会運営委員会で、今月の30日の臨時議会が決定
議題は「災害廃棄物受け入れ」
先日の試験搬入を受け、審議会の答申で可能と判断され
いよいよ議会に付託されることになりました
試験搬入の後は住民説明会もなく、雪が降る前になんとか
受け入れたいという市長の強固な姿勢が見え隠れ
27日までに市民からの陳情・請願を受け付けています
わたしたちの会派も試験搬入後の住民の声を聴くべく
鈴見台と夕日寺にお住いの方々との懇談を計画
昨日は鈴見台の方と懇談しました
反対、もしくは迷っているという方が多かったです
みなさんの想いとしては、被災地の方を助けたいという
気持ちはもちろんある。それも親戚や友人が現地に
いて、受け入れてほしいと直接聴かされるようなこともある
とのこと。
しかし、「なぜ金沢?なぜ広域?」という疑問、
「放射性物質は大丈夫?」という不安はぬぐい
きれません。
また「復興が遅れている」という報道で心配をしていたけども、
復興予算が全然関係ないところに使われているという
事実を知り、国や東電の責任の所在、そして国民への
裏切り行為に怒り心頭のようでした
ここで確認したことは、参加していただいたみなさんは
被災地に協力したい思いは山々で、個人的にボランティアに
行ったり物資を送ったりもされているような方々です
しかし、復興予算も被災地に使われず、災害廃棄物処理
の国の方針も明確にされず、受け取ってくれる自治体任せ
手をあげた自治体とあげない自治体、おろした自治体が
混在している中で、「なぜ金沢が?」となるのも無理は
ありません
現地で処理する5倍もかけて金沢で処理するのなら
そのお金を現地で処理のために使ったほうが有効でないのか
という想いをもつのも当然
そして、放射性物質の影響は国基準では安全と言われても
信じることができず、「なにかあったら責任をとるんですか?」
と市長に聴いても「安全。風評被害対策はする」としか
答えない。国は「電車の時間が・・」と帰って行った・・
金沢の市民も混乱しています
国と東電の責任はあいまいにしたまま、絆を強調され
良心を揺さぶられています
「福島以外の災害廃棄物は、放射性物質ではない」と
金沢の市長は言う
それでも全国の自治体のほとんどが手をあげない
のはなぜか
安全神話を振りまいて原発をつくってきた国や
原発事故の影響に対して、根深いものが国民の
間で拡がっていることは間違いない
しかし、国の方針は曖昧なまま自治体に受け入れの賛否を
委ねたことで、
「被災地とそれ以外の地域」「災害廃棄物受け入れ
賛成派と反対派」という構図ができつつあるのは
本当に残念で悲しいことです
わたしもすごく悩んでいます
それもこれも含めて、30日の議会ではしっかり
議論を尽くしたいと思います