視察から帰ってそうそう、毎年行っている、金沢市学童保育連絡協議会の
みなさん(学童保育の指導者や保護者)と金沢市子ども福祉課との懇談。
開所時間の延長について、保護者からは要望が出ているが、指導員の人件費はどうする
のか、金沢市として補助するには全市的に時間を統一しないと難しいのではないかなど
現場からの実態を交え意見交換をしました。
また、学童保育の耐震化の現状については、84クラブ中20クラブがまだ未施工であ
り、業務委託している金沢に責任があるにも関わらず補助金も上限が200万円と少なく
難しい、もっと補助金を充実してほしい、それが無理なら公的に学童保育を設置してほし
いなど、意見が出ました。しかし、地域でつくりあげてきた学童保育が多いという特性を
踏まえ、現状を変えるつもりはないという答弁。しかし、このまま民設民営、補助金も
少ないままでは先行きが見えないというのも、お互いに共有できたのではないかと思いま
す。
そして、指導員についても新制度では「支援員」という位置づけになり、有資格者が
県の研修を受けてはじめて「支援員」になるというもの。ただし、現場では有資格者が
いないとか、研修はどうなるとか、不安が多い様子。
県のほうでもまだ、どんな研修にするのか、委託するのかなど決まっていない模様。
ぜひ子どもの安全安心を守り、現在がんばっている指導員が働き続けられるような職員
配置になるよう引き続き現場からも声をあげる必要がありそう。
来年度の新制度では学童保育も市町村業務に移行し、さまざまなことが条例化されます。
保育については申し込みの時期もあるので10月に条例化されましたが学童保育は3月に
条例が出てくるとのこと。
現場のみなさんとよりより学童保育をめざしてがんばりたいと思います。