ただいま、予算の調査中です。
そこで、介護保険料が値上げになることがわかりました。
来年度は介護保険の計画が改訂される(3年ごと)のですが、なんと介護保険料を値上げする案が出されました!
基準額(第5段階)で、1か月 6,280円→6,590円 と 310円 もの値上げです。
年額では、75,360円→79,080円 と 3,720円 もの値上げです。
介護保険制度はご存知の通り、2017年から総合事業といって要支援の方のサービスが大きく減らされるなど、この間サービスが後退し、「保険料だけとられてサービスが受けられない」と問題になっています。
にも関わらず、山野市長は介護保険料を値上げ。市民の実態をどう考えているのでしょうか。
次が、金沢社会保障推進協議会が作った、これまでの保険料との比較の表です。
以下は、市議員団での見解です。
介護保険料は3年ごとに見直され、今回提案された第7期の介護保険料は、基準月額が6590円で、保険料の区分が11段階から13段階への引き上げられ、介護保険制度が始まった2000年の基準月額3150円から2倍の金額となったものです。
金沢市の介護保険料の基準月額は、第4期4750円が第5期5680円と20%引き上げられ、さらに第6期6280円と10%引き上げられました。その結果、本市の保険料は、48の中核市の中で、高い方から4番目となったものです。市民から保険料が高いとの声が上がりました。
今回、本市では、さらに5%引き上げ、基準月額6590円が提案されています。これを中核市で比べると6期の基準月額の高い方から10番目の市では、4つの市が据え置きました。残りの6つの市の引き上げ額を見ると、那覇市、松山市に次いで、本市は、3番目の高い金額となっています。
財源を見ると基金が6期の3年間使われず、毎年の会計の黒字によって、基金残高が5期終了時の1億3500万円から8億5千万円にまで増加しています。この基金を活用すれば、保険料は据え置くだけでなく、引き下げが可能です。なお、本市では、第4期の2009年にはこの基金を活用し、保険料を据え置きました。