2020年3月2日
金沢市長 山野 之義 様
新型コロナウイルス感染対策に対する
緊急補正予算と対策を求める申入れ
金沢市議会議員 森尾 嘉昭
広田 美代
大桑 初枝
玉野 道
熊野 盛夫
新型コロナウイルス感染拡大の中、安倍首相が29日突然、全小中高校の臨時休校を要請し、国民に不安と混乱が広がっています。
子どもの安全と居場所の確保、共働きの家庭などへの影響と対応、学校休校に伴う学校現場や学校給食関係への影響、医療関係など職場や保育所、学童保育、児童館などへの影響に対する対策をどうするのか。などこうした現場からの声に対して、国の責任ある対応が求められています。
本市は、市内小中高校の臨時休校について、2日からの実施を見送りましたが、1日市長が記者会見を開き、5日から19日まで臨時休校することを明らかにしました。その中で、共働きの家庭に配慮し、保護者らの送迎と昼食持参を条件に小学1年生から3年生は希望に応じ、午前8時15分から14時半まで各学校で受け入れるとしました。
今後、実施に伴う様々な問題への対応が求められます。
県は、1億円規模の追加補正予算を検討しており、本市に於いて早急に追加補正予算について検討が求められます。具体的に、以下の点を申し入れます。なお、この対策などについて市議会へ適時、説明を行うよう求めます。
記
- 市内小中高校の臨時休校に伴う様々な問題に対応する対策本部を設置し、適時解決にあたること。とりわけ、保護者の負担軽減対策を講ずること。
- 学校休校に伴う学校現場や学校給食関係への影響、保育所、学童保育、児童館などへの影響に対する人的配置と財政支援策を講ずること。
- 保護者などへの休職に伴う対策を国は打ち出しているが、雇用調整助成金は、雇用保険に加入していない方には適用されないことから、すべての影響の方に対応するよう国に求めること。
- 医療現場でのマスク、ガウン、ゴーグルなど感染防御資材と装備を支給すること。
- 保健所の体制強化を図るため、人的配置と財政支出を行うこと。
- 検査体制の強化を国、県に求めると共に、市独自での対応を検討すること。
- マスクや感染予防対策資材がしっかり、確保できるように国にもとめること。
以上