金沢市議会6月議会に出された意見書の一部です。
この2つには反対で、特に「国公立大学の国旗掲揚、国歌斉唱を求める意見書」については、なんら法的根拠もなく、憲法23条の学問の自由や大学の自治権に反するもので問題だと考えます。
2015年に下村元文科大臣が、国公立大学に法の根拠もないのに「お願い」で国旗国歌について要請をし、翌年は馳元文部大臣が、歌わない大学に対して「恥ずかしい」と発言。
各大学、憲法研究者から発言の撤回を求める声明が出されました。
そして2018年。今になって、総務常任委員会で、金沢市保守会派の議員から金沢美大での国歌斉唱を求める質問が出され(後に歌わないのは違和感があると訂正しましたが)、その後の動きとなります。
しかし、この意見書は金沢美大だけでなく、全ての国公立大学に対して、いち都市の金沢市議会からこのようなメッセージが出されることになってしまいます。
「税金を投入してるのだから当然」というのが彼らの主張のひとつですが、税金を投入しているのは、憲法26条の教育を受ける権利を保障するための施設整備や維持を国に義務化しているのであり、教育や学校運営の内容について決定する権限はありません。
みなさんで、考えたい課題です。
25日の最終本会議13時から、この意見書について、会派同士の議論を行う予定です。通常は市長部局↔︎議員ですが、議員↔︎議員のやりとりが本会議で行われるる久々の機会です。
ぜひ、傍聴やネットご視聴、ご意見をよろしくお願いします。