令和 1年 9月 人口減少・少子高齢化対策特別委員会 人口減少・少子高齢化対策特別委員会記録 1 開会日時 令和元年9月2日(月) 2 開議時間 開会 午前10時40分~閉会 午前11時3分 3 場所 第2委員会室 4 出席委員(9名) 久保洋子委員長、喜多浩一副委員長 喜成清恵、新谷博範、上田雅大、小間井大祐、 山本由起子、広田美代、清水邦彦の各委員 5 欠席委員(1名) 秋島 太委員 6 傍聴議員 荒木博文議員 7 事務局出席者 山口議事係長、松田主任 8 審査事件等 別紙のとおり 9 議事の経過等 以下のとおり 委員長の開議挨拶に引き続き、秋島太委員の欠席を報告した後、人口減少・少子高齢化対策に関する調査として参考人について協議した。その後、次回の委員会開催日時について協議し、閉会した。 (1)人口減少・少子高齢化対策に関する調査 | |
○久保洋子委員長 次回の委員会に呼ぶ参考人の正副委員長案を配付している。参考人として金沢大学名誉教授の樫見由美子氏にお願いしたいと考えている。樫見氏は、前回の委員会での執行部からの説明にもあった、金沢市アクティブシニア支援検討委員会で委員長を務めており、ことし3月に金沢大学を退職し、現在は金沢大学名誉教授であり、また、学校法人稲置学園監事を勤めている。本人もシニア世代であると聞いているので、元気高齢者の活躍支援について、幅広い見地からさまざまな意見がもらえるのではと考えているが、いかがか。 | |
◆新谷博範委員 樫見氏が悪いわけではないが、現場に出ていない引退した人に何を聞くつもりなのか、正副委員長として何を一番聞きたいのか。アクティブシニア支援検討委員会の委員長をしているというが、その検討委員会の何を聞くために呼ぶのか。目的をもう一度説明してほしい。 | |
○久保洋子委員長 アクティブシニア支援検討委員会の中身というよりも、検討委員会の委員長を務めており、自身の考え方のほか、委員からさまざまな意見を聞いて検討委員会を進めていたと思うので、適任ではないかと考えている。 | |
◆新谷博範委員 委員長を務めた経験の何を聞きたいのか。ずっと大学にいた人であり、人間的に興味のある人ではない。この人から何について参考的な意見を聞くべきなのか。曖昧でわからない。 | |
○久保洋子委員長 今回、アクティブシニア--元気高齢者の活躍への支援についてポイントを絞っており、検討委員会での議論の経過を熟知している。樫見氏の肩書きについてだが、個人的にはゆっくり話したことがないので、わからないところもあるが、委員長を引き受けたということは、それなりの人ではないかと思っている。 | |
◆新谷博範委員 狙いをはっきりしないといけない。せっかく参考人を呼んで時間を取るのに見合う質問が必要であり、私たち委員も聞くポイントについての用意や想定が必要になる。特に本委員会の場合は、人口減少・少子高齢化のうち高齢化対策の一環として、元気な高齢者の社会参加を促すというポイントのためにこの人を呼ぶというような理由をはっきりしないと、参考人も本委員会で各委員からいろいろな質問をされても答えられないと思う。この参考人に対してもはっきりしておくために、先ほどから言っているように、この人をこのために呼んで、私たちも質問を用意して、こういう現場の意見を聞こうというような具体がないと、混乱するだけだと思うが、どうか。 | |
○久保洋子委員長 参考人は混乱しないと思う。 | |
◆新谷博範委員 現役から離れており、混乱すると思う。 | |
○久保洋子委員長 現役か引退かは別にして、金沢市の状況も踏まえた上で検討委員会が立ち上がっている。人口減少・少子高齢化対策という本委員会の目的についても話しているので、それに沿った話が聞けると思っている。 新谷委員は誰か推薦する人がいるのか。 | |
◆新谷博範委員 アクティブシニアというポイントでこの人というのはない。ただ、研究分野やテーマを見ても、基本的に高齢化社会と全く関係ない勉強をしてきた人である。この人をアクティブシニアについて呼ぶのであれば、少子化対策として児童についてもう1人呼んではどうか。30分と30分であれば可能である。例えば児童委員は各校下の少子化について現場でいろいろ見ている。少子化対策について、現場のこと、現実のことを知っている人を呼んでもいいのではないか。アクティブシニアについてだけ呼ぶとバランスが悪いのではないか。 | |
○久保洋子委員長 正副委員長でそのことについても考えたのだが、とりあえず1人当たり30分は短い。2人を呼ぶというより、子育て支援に関することは先進市等の訪問でと考えている。まだ適切な受け入れ先の調整がなかなか決まらず、まだはっきり言えないが。今回の高齢者の活躍支援については、県内の有識者の中から選んだところである。 | |
◆新谷博範委員 アクティブシニア支援検討委員会という高齢者対策の委員会を立ち上げているように、実際に少子化対策の委員会も立ち上げている。そこの元委員長などを呼べばよいだけの話ではないか。せっかく参考人に聞くのだから1時間ずつで2時間、本委員会で2時間使っても全然問題ないと思う。 | |
○久保洋子委員長 2人呼んだほうがよいという新谷委員の意見は聞いたので、他の委員の意見を聞く。 | |
◆広田美代委員 今回提案があった樫見氏については、研究テーマに書いてあるとおり、余り高齢者福祉と関係ないところで研究してきたけど、委員長としてアクティブシニア支援に携わったので、選んだのだと思うが、これまで福祉分野で名前を見たことがない人なので、新谷委員が言うように質問したときにどこまで答えられるのか。学者には専門領域があって、責任の問題で答えられないこともある。少なくとも、委員会で議論になった、例えば金沢市の実情や高齢者の現状などは、しっかり頭に入れてきてもらい、議論してきたことを伝えてほしい。 前回の委員会で提案したが、金沢市子どもの貧困対策基本計画策定委員会の委員長を務めた松田洋介氏は、当時金沢大学准教授で、今は東京で教授を務めているが、参考人として検討したのか。 | |
○久保洋子委員長 子どもの貧困というテーマだけに集中することまでは考えていなかった。先ほど述べたように委員長としては、先進自治体への視察ということを初めから考えていたので、もう1人を呼ぶことは考えていなかった。 | |
◆広田美代委員 以前、松田氏の話を聞いたことがある。今回は子どもの貧困に関する委員長を務めたが、研究が子どもの学習や暮らしであって幅広い視野で話ができるので、子どもの貧困だけではなく、少子化を金沢市としてどう捉えていて、その対策をどうしたらいいかという視点で話ができると思う。確かに先進市が何をしているかということもあるが、金沢でなぜ少子化が起こっているのかという原因をしっかりと追究しないと対策が打てないのではないか。きょうの議論で2人から話を聞けることになった場合、松田氏を呼ぶことも考えてほしい。 | |
○久保洋子委員長 実現の可否について後で相談したいと思うが、樫見氏については、この委員会で決定すれば、参考人として呼ぶことの了承を得ている。新しい人については相談してからになるが、時間的に難しいものがある。 | |
◆新谷博範委員 時間といっても1人1時間話しても2時間で終わる。 | |
○久保洋子委員長 話す時間ではなく、参考人候補と接触して、それから各委員に集まって日程を決めるまでに時間がかかる。一応考えるが、ほかの意見も聞く。 | |
◆小間井大祐議員 私は樫見氏でよいと思うが、新谷委員と同じく、この人から何を聞きたいのかということをきちんと明確にしなければいけないと思うので、それを先方にしっかりと伝えてもらいたい。 | |
◆山本由起子委員 私も樫見氏のプロフィールや研究分野を見ると、法学系がメーンなのかと思ったが、アクティブシニア支援検討委員会の委員長を務めたということで、今、アクティブシニアということにポイントを絞って聞こうということであれば、それでよいと思っている。小間井委員が述べたように、もちろん正副委員長からこのようなポイントで話してほしいと事前に伝えていると思うので、それでよいと思う。 少子化については正副委員長が言うとおり、視察で深めることでよいと思っている。少子化についてはこれまで企画調整課から人口動態について、こども未来部の各課から施策について聞いたところであり、金沢市の少子化対策は子育て夢プランで行うので、参考人を呼べばきりがないが、いろいろと限られた中で、夢プランについて各委員は結構知っているし、正副委員長案でよいと思う。 | |
○久保洋子委員長 樫見氏を呼ぶこと自体について、反対する人はいないと思う。また、樫見氏に対して、本委員会の委員からの質問にきちんと答えられるように進めてほしいということを再度伝えておく。 子育てに関して、もう1人呼ぶかどうかは正副委員長で考えたい。子育て先進市の視察がうまく決まればそれで進めていきたいが、うまく行かなければ改めてもう1人、今、松田氏の名前が出たが、他に誰か適任はいるか。 | |
◆喜成清恵委員 経済の視点から子どもの貧困を見た論文や高齢者の論文を書いている金沢星稜大学の曽我千春教授がいる。経済の視点からということが私はすごく気になっており、経済と貧困、経済と高齢者問題は結構連動していると思うので、提案したい。 | |
○久保洋子委員長 参考人について、まずは、正副委員長で提案した樫見氏にお願いしたいと思うが、それでよいか。 〔「はい」と呼ぶ者あり〕 それではそのようにする。 そのほかの意見については、正副委員長で再度検討して提示したい。 | |
◆新谷博範委員 参考人と視察は別だと思っている。委員会の討議は討議でしっかりしなければいけない。だから、樫見氏を呼ぶなら呼ぶで、高齢化の方を樫見氏に説明30分、質問30分の1時間以内でするにしても、もう1人、少子化についても、先ほどから話に出ているような委員会の委員長もいるだろうから、私たちの参考人として、質問にきちんと答えられる人を呼んでほしい。曽我教授でも誰でもいい。 | |
◆清水邦彦委員 正副委員長に任せればよい。 | |
○久保洋子委員長 委員会に2人呼んだほうがよいということだが、結論としては日程の調整が難しい。きょう日程を調整しようと考えていた。 | |
◆新谷博範委員 参考人なので、日程調整できる人を呼ぶしかないと思う。 | |
○久保洋子委員長 2人呼ぶことになった場合、2人とも都合がよい日ということになる。それがかなわなければ、別々の日でもよいということで、各委員から了解を得られれば、それも一つの案として考えたい。 | |
◆新谷博範委員 このような市の委員会の座長や委員長をしている人は、ある程度日程の融通がつくから委員長になっている。 | |
○久保洋子委員長 このような市の委員会の日程を決めるのもなかなか大変だと聞いている。 (2)次回の委員会開催日時 次回は9月18日(水)午前10時に決定。また、予備日は10月9日(水)午前10時に決定。 以上 |
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