羽咋支援センターへ。
千里浜のユーフォリアさんが場所を貸してくださり、物資の支援を行いました。わたしは、お越しになられた方のご相談にのらせていただきました。
SNSもご覧になり、100名以上の方がお越しくださり、あっという間にお米や野菜、日用品などがなくなりました。
お話を伺うと、半壊なので医療費免除になるけど世帯主だけだと思っていた、9月まで延長されたことを知らなかった方が。
制度をわかっている方とそうでない方がいらっしゃり、市はホームページを見てというけどパソコンもないし見れない、広報を配ってほしいと。
行政にも伝えるとともに、支援センターでも制度の周知ができるようがんばります。
また、罹災証明書が届いたけれど一部損壊でほとんど保障がないというお話は多く、羽咋の場合は県からの義援金の対象外にもなっており疑問を持たれる方も。
輪島の避難所から、1時間半かけて受け取りに来られた子育て世帯の方もたくさん実情を教えてくださいました。
仕事も失ったけど、ほとんど保障がない。とにかく出費を減らすしかないと。
日本の災害の保障については、住宅の修理や解体が中心で(その保障も足りないのですが)、生活費というものが支給されません。
ただ、生活保護の活用はできるのでお話しすると、狭いコミュニティで生活保護はみんなにわかってしまう、行政だって受け付けるはずない、と。
平常時の社会保障の大切さをつくづく感じました。
ちなみに。例えば、住民票を移さず金沢市内にみなし仮設で入っていても、条件を満たせば生活保護は可能です。
さまざまな制度の活用を行うとともに、改善を求めていきたいと思います。
午後は、宝達志水町の液状化がひどい地域をまわり、お話しを伺い制度のご案内などさせていただきました。
やっと家のローンが終わりこれからゆっくりできると思っていたのに、と肩を落とす方。お家の解体に向けて腰を痛めながら物を運び出しておられました。
地域全体が移転するなら区画の整備をと行政は提案したようですが、すでにみんなバラバラになってしまって無理だろうと。
一人一人の生活や住宅の安全や再建、地域の維持について、日頃から災害を想定した制度と計画を立てる必要があるのだと実感しました。
なにより、予算をそちらへ使うと判断できる政府かどうかが問われます。