昨日は、東山界隈を通信など配りながらうろうろ。
やはり休日とあって観光客が多い!ほんとは静かに風情を楽しんでいただきたいところですが…
あと、私もよく行くのですが、こんな金沢の歴史にも触れてほしい。
→「七稲地蔵」
安政5年(1858)、凶作による米の値上がりに苦しむ約2000人が卯辰山に登り、城に向かって「ひもじいわいやー」「米くれまいやー」と大声で泣き叫びました。
卯辰山から金沢城まで直線距離で1.7kmですが、城まで届き、翌日、藩の御蔵米500俵が放出され、米の値段も下げられる命令が出されました。
しかし、卯辰山は金沢城を見下ろせるため、立ち入り禁止されており、当時は手続きをふまないで直訴するのは重罪。そのため、一揆の首謀者として7人が捕縛され、5人が打ち首、2人が獄死しました。
後年、町の人々が、犠牲になった7人の供養のため、稲穂を抱いた七体の地蔵様を建て、七稲(なないね)地蔵と呼ばれ、現在も卯辰山山麓の寿経寺(東山1丁目)の門前に祀られています。
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今なら、選挙や議会、パブリックコメントや署名など、あらゆる声をあげる手段があります。
命がけで民主主義とよいくらしを求めてきた多くの歴史に思いを馳せながら、がんばりたい。