「初心わするべからず」
よく言われる言葉ですし、日頃からも気を付けようと
しているのですが、人は立場変われば少なくともなにか
変わるものです・・
そして、そのことはなかなか自分では気づけない
本日、災害廃棄物の試験搬入や審議会を見学し、市民の方に
「どうやった?」と聴かれ、「想定内」とか「こんなもの」
(賛否のことではなく)と言っている自分に気づかされ、
反省していました
平成23年5月にわたしは議員となり、「市民目線でがんばる!」
と言って張り切っており、さっそく旧姓使用が認められない
事件が起き、議会の遅れや世間とかけ離れている点などを指摘
していました
しかも、こんな大問題なのに、議会内では冷めた議論や私の
揚げ足とるようなことばかりが続き、怒っていたのに・・
そんな私が、「こんなもの」なんて・・
議員は「こんなもの」を市民に知らせ、市民に考えてもらう
役目があるのに
ああ情けない
たとえば、委員会や議会で質問が活発でなかったり、内容が
市民とかけはなれていたり、やじが多かったり、市民が
務める各種審議会が大人しいものだったりして、
無力さや理不尽さを感じることもあるけれど、
「こんなもの」で済ませたら議員ではなくなる
国会で寝ている議員や、民主党と自民党が揚げ足とりあってる
のと変わらないことになってしまうんじゃないか
今日を皮切りに初心を取戻しがんばります
みなさんも、「広田日よってきたな」と思ったら遠慮なく
言ってください、お願いします。
市民とともに市民目線でがんばる広田でがんばります
というわけで、災害廃棄物の試験搬入の様子です
まずは運び込まれたコンテナを確認
岩手県宮古市から、JR貨物金沢貨物ターミナルに移送
され、そこからトラックで戸室新保まで運ばれたものです
漁具魚網7.77tをフレコンバック18袋に詰め、
コンテナ5個に分け入れてあります
このコンテナ周辺の空間放射線量は0.05~0.08μsVと通常と
変わらないという報告がありました
その後フレコンバックひとつを取り出し、リサイクルプラザ
前で中身の公開
プラスチックや金属は手作業で取り出し、細かく
裁断されています
この時の空間線量も0.06~0.08μsVとで異常なしと報告
またものそのものの線量は、100ベクレル/kgの基準を
満たしているとのこと
その後、埋め立て作業の様子を見学
今までは50cmの覆土をするとされていましたが、
今回から100cmに変更したとのこと
その後、市廃棄物災害対策審議会を傍聴
受け入れを心配する見方に立った質問もいくつか
ありましたが、大方受け入れ可能の方向で話が
まとまった感
週明けには答申が出されるそうです
今回は100名ほどの市民が見学に来られ、またも
意識の高さがうかがい知れました
聴こえてきたご意見としては、
「今回見聞きしたことだけでは、安全という
判断材料にはならない」
「安全なものだけをもってきているのではないか」
「また住民説明会をやってほしい」
「審議会があんな簡単に終わっていいのか」
「宮古での様子が全然わからない」
「これだけの丁寧な作業が毎回できるのか」
「復興予算はちゃんと出るのか、金沢での持ち出し
はないのか」
「人手がたくさんいるように見えるが大丈夫なのか」
というようなもの
わたしも、これだけを持って住民の合意を得られるのか
疑問ですし、ぜひこれを踏まえてさらに住民説明会を
行ってほしいと思います
みなさん、被災地を助けたい思いは一緒
しかし、原発への不信、復興予算流用など政府への
不信もあいまって自治体に投げかけられたこの難題に
疑問と混乱が起きています
12月議会にかけられるにしても、市民の合意・安全面
が重要です。
引き続き、みなさんのご意見を伺っていきます。