ブログみよみよ日記

まちの商店街

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本日は竪町商店街振興組合の理事長さんと懇談させていただきました。

全国的に商店街に客足が遠のき、売り上げが減り、空き店舗が増えて

いるという問題を抱えています。

そもそもの発端は郊外に大きな道路をつくり、大型店や住居ゾーン

を誘致してきた国や自治体の政策。

その結果、街中の空洞化がすすんだのです。

また街中に住んでいても、車に乗って大型店へ買い物に行く

食料品から衣料から、映画からなんでもそろっているので

便利がいいわけです。

市民の収入が減って購買力が落ちたのもあるかもしれません。

時代の流れだと言われればそうですが、現に地域の商店街の経営者

が疲弊し、そこを当てにするしかない住人が買い物難民に陥っている

現状を見れば、それは政策の失敗、政治の失敗と言わざるを得ないのでは

ないでしょうか。

全国商店街振興組合連合会の調査でも、客が減った要因の上位に

「近郊の大型店の進出」があげられています。

そんな中、市の施策と言えば、メインストリートのみに光を当て、

大変な地元商店の実態に歩み寄ってはいません。

資本主義の世の中ですから、民間経営は経営者の責任と言われればそうですが、

そこを利用する消費者のくらしやお金を得るための労働、すなわち経済の土台

をつかさどるのは国であり自治体です。

アベノミクスはその土台はいずれついてくるものとして、とりあえず国債

発行したり、規制緩和したりしようとしてますが、それは一般市民の懐に

落ちるものではないことは明らかです。

しかも消費税増税もしようとしているのですから大変です。

まずは、わたしたちの生活や労働という土台を豊かにして、購買力を

あげないと地域経済は立ち直りません。

大企業の内部留保を働く人の賃金にまわす。そして、

下請の中小企業の仕事をまもるルールを確立する。

消費税はあげない。といった庶民の生活の底上げが必須です。

そんなことを考えながら、理事長さんの竪町を盛り上げたい思いや

現状課題などを聴かせていただきました。

ひとつの商店街の問題ではなく、以上のような大きな視点でとらえ

る必要があることが実感できました。

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