本日もいろんな方とお話しさせていただきました。
そこで考えたこと。
4年前と同じで、また国の岐路にさしかかっているということ。
4年前は、ご存じの通り、あの3・11東日本大震災。
やはり、自然災害が起きた時いかに国民を守れるか、その後の生活が保障できるかが問われ、そして原発は人間とは共存できないと多くの方が実感をしたのではないでしょうか。
しかし、あれから4年が経ち、みなさんご存じの通り、自然災害に対する生活保障はほとんど強化されていませんし、相変わらず、お金のない私たち庶民は古い家も耐震化できないでいます。そして原発は、いくつかは廃炉が決まりましたが、自公政権は再稼働と輸出を進めようとしています。
4年経って、まだ本格的に原発が動いていないのは、自公政権の思惑とは反しているとは思いますが、それでも方向性は揺らいでいません。
そして、4年前は脱原発への共感が寄せられながらの選挙でしたが、今は「集団的自衛権行使するかどうか」が問われる選挙となっています。
すなわち、「戦争への加担」が争点となっているのです。
4年前はこんな日がくるなんて思ってもみませんでした。
むしろ、これで日本は変わる、本当に必要な「命くらしを守る」ことに税金を使うようになるはず、と考えていました。
そんな簡単なものではないのですね。
国民の意識、政治はそう簡単には変わりません。
逆に変わったら、簡単に戦争にだって踏み出せますから。
行きつ戻りつです。
原発は毎週金曜日、部活のように、駅前で訴え続けてきました。
参加者は当初より減っています。
やり方を変えたらもっと来るとかいろいろアドバイスいただきます。
ただ、絶対的に意識が低くなっているのが実態です。
人は毎日毎日、働き、子を育て、趣味にいそしみ、いろいろ忙しいですから、ずっとずっと原発や戦争など政治について考えているわけではないですから。
ただ、刻々と国会では議論がすすみ、選挙のたびに国の方向性が問われてきました。
わたしは、議員という立場ですから、常に情報をえて、考えています。
もう4年前のように日曜日の朝、テニスもすることなく今はがむしゃらにやっています。
そこで得られた情報や考えたこと、そして議会でなにを議論しているのか、少しでも伝えられたらと思い、みなさまに情報発信してきました。時には議論もしてきました。
その立場にならないとわからないって怖いことだなと思いますが、政治はどんどん変わっています。国で決めて、地方に従わせる。以前受けた学校教育が、今の国民の思考回路をかたづくっているかのように、非常に従順に国民が納得したかのように、政治が進んでいるように感じます。労働時間が伸びて考える余裕がないというのも大きいと思います。でも、それすらも政治によって伸ばされてきたと考えれば、非常に国の思うように進んでいる気がします。
今日の訪問の際、安保の話になって「人を殺したり殺されたりするのはもちろんだめだ」という同じ考えを持つ方だけれども、「中国などから攻撃されないようアメリカの基地もいるし、自衛隊が他国と協力して海外へ行くのは大賛成、核兵器をつくるために原発もいる」という方がいました。
「人の生死」を左右するような戦争や核兵器が前提にあることの矛盾。
国は戦争をするために存在するのではないことはもちろん誰でもわかることですが、他国が攻めてくるという発想にいたるのは、やはり国が言っているからなのでしょう。
国際情勢などはわたしも、理解は不十分ですが、それでも戦争するよりずっと以前に、国同士がわかりあい、尊重しあうことが世界のルールなのではないかということです。
攻めてくるとか、あの人種はおかしいとか、科学的根拠もなくなぜ言ってしまっているのか、今一度疑問をもつ必要があるのではないでしょうか。
同じ比較にはなりませんが、子どもたちが喧嘩しそうになっているときに、武器を持てといいますか?加戦するよと言いますでしょうか?
まずは、お互いの言い分を聞くでしょうし、話し合いをさせるでしょうし、明らかにどちらかに落ち度があれば謝らせるでしょう。
国同士のことになると違うのでしょうか。もっともっと冷静で大人の対応が必要となるでしょうに。だって、世界のトップリーダーが話し合っているのですよ。もし、戦争にしかならないのであれば、それは対話能力がないか、なにか意図があるとしか思えません。
武器はお金になります。原発もお金になります。それに群がる方々が、政権を握る方々とつながっているというのは周知の事実。
世界と対話することもできないわたしたち国民が踊らされていては、トップリーダーたちの思うつぼですよね。日本がアメリカとどんな話をしているのか、なにをしようとしているのか、すべて明らかにしてほしい。「誰も殺さない殺させない」という考えを果たしてもっているのかお聴きしたい。
自公政権がGW明けにでも「戦争立法」を国会へ提出するとしています。
だから、4月に行われる、はざまのこの一斉地方選挙はすごいタイミングなわけです。
ぜひ、この質問を候補者に投げかけてみてください。
「大義のある戦争があると思うか」どうか。