昨日の連合審査会で取り上げた「大学生への支援」についての質問について続報です。
いつも質問を書く際は、事前に統計を調べたり、現場や当事者の方々にお話を聴かせて
いただく(それはほぼ日常の仕事なのですが)のですが、今回も質問を作製するに当た
り、10名ほどの大学生や最近卒業した方々にお話を聴かせていただいていました。
昨日はその方々にお礼も含め、まだ答弁もそして追加でした再質問も載せてはいません
が、質問原稿を送らせていただきました。
そこでいただいた感想が真を突くものだったので、紹介させていただきます。
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原稿読みました。こんな風にしっかり伝えて貰えて本当に嬉しいです。
自分の、一市民の声がこんなにストレートに届くことがあるのだと、ちょっと感動してし
まいました。 みよさんの存在は本当に人の希望だなと思います。素晴らしい仕事です!
これを機会に今後、議論が活発化したり、当たり前だと思っていた貧しさが、そうではな
いかも知れないと、学生自身が考える事が出来たらいいなと思います。 貧しさが直ぐには
改善されなくても、みんなが困っていて、それは「憂慮する」に値する事だと思えたら、
惨めさや孤独な気持ちも減ると思うので。
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本当にありがたいお言葉ですし、私の言葉足らずな質問に深みをもたせていただい
たな、と思います。ありがとうございます。
特に、「当たり前だと思っていた貧しさが、そうではないかも知れないと、学生自身が考
える事が出来たらいいな」という言葉。
非常に考えさせられました。
私自身も、親から仕送りをもらわずに、奨学金2種類とバイトでなんとか大学4年間を過
ごしました。今から思えば体力も精神力もあってよく耐えたなあという感じですが、その
頃はそれが精一杯で、「日本の学費は高い」とか聞くことはあっても仕方ないという思い
でいました。親に頼るのもなにか違うと考えていたし、まさに「貧しくて当たり前」で必
死で生きたけども、今から思えば、常にお金のやりくりを考えていたし、学生のうちに
やれることがもっとあったなと。
わたしは看護学部でしたので、看護師と保健師の資格を得ることがゴールのように思い、
それ以上の勉強にはなかなか手が出せなかったように思います。
「貧しさ」は学生にとって、決して当たり前ではありません。
学生が学ぶことは、学ぶことそのものの権利ももちろんのこと、これからの日本をつくる
大事な宝、資源とも言えます。
そこに対して予算を十分に充てないことがおかしいのであって、苦学生は美学だなんてい
う社会にしたくはありません。
そして、「貧しさが直ぐには改善されなくても、みんなが困っていて、それは「憂慮す
る(市長の答弁から)」に値する事だと思えたら、惨めさや孤独な気持ちも減ると思う」
という言葉。
学生さんの多くは「自分だけがこんなにつらい思いをしている」と、ひとりで悩んでいる
かもしれず、その学生さんへ、「一人じゃない」んだということが伝わったらいいし、
市長が、大変さへの理解を示したことで、その惨めさとか孤独な気持が減るというのは
大事なことです。
実は、議会質問中、たくさんのやじを背中に受けていたのですが、聞こえてくる
言葉を聞いて、まだまだ学生の深刻な実態が理解されてないなと感じました。
ふと、スーパーで半額セールになると多くなる学生さん、深夜まで飲食店などでアルバイ
トをしている学生さん、そして今回お話を聴かせていただいた学生さんの顔を思いだし、
質問の途中ちょっと声が震えてしまったのでした。
市長には、学生の実態に理解を示せたのであれば、政治として責任もって取り組んでいた
だきたい。
大会学費と利子つきの奨学金制度。
これをほんとにどうにかしたいが国のレベルでしょということであれば、本市としても、
美大に対して、運営費の増額をはじめさまざまな直接の改善ができるはずです。
他の大学生に対しても、まちづくりや福祉施策の観点で支援を行うこともできます。
これを皮切りに、若い世代の議員として、この問題を引き続き取り上げていきたいと
思います。
質問はこちらでご覧いただけます。↓