小・中学校の新入学、新学期を迎えられたみなさまへ
新入学、新学期おめでとうございます。
そのためにも、お金の心配なく学べることも重要です。
憲法では、「小中学校の義務教育は無償」と定められているのですが、実はいろんなお金がかかります。ランドセルや制服、文房具、給食費や修学旅行代などもあります。特に給食費の負担は大きく、2人お子さんがいると義務教育9年間でおよそ100万円にもなります。
そこで、「就学援助制度」という制度をご存じでしょうか。
こうした経済的負担をなくすための制度です。
私が子どもの頃から毎年、教育委員会と保護者や教育関係のみなさんが交渉し、改善・充実させてきたものです。
給食費はもちろん、学用品費、修学旅行費などなど、金額にすると結構な支援です。
しかし、対象が限られています。ご案内には、「経済的な理由でお困りの方に」援助するため、と書かれていますが、それは主観であり、対象かどうかは家族構成と所得で決まります。
上の金沢市ホームページに詳細が書かれていますので、ぜひご覧いただき、大幅に基準を超えていない、よくわからないという方は、ぜひ申請してください。
そして、これまで市議団や保護者のみなさんとの取り組みで、入学に必要な経費「新入学学用品費」という費用が、入学して申請して8月に出されていたものを、「それじゃあ遅いでしょ」ということで、入学前の3月に出されることになりました。
10月の健康診断のときにご案内があったかと思います。
しかし、それに気づかなかった方は、これからでも申請すれば、その分も遡って受けられます。
そして、この就学援助制度は、5月8日が締め切りとなっていますが、それ以降でも申し込みができ、翌月から適応されます。
また、基本的には昨年中の所得を基準としますが、今年に入って、「保護者の失業、世帯状況の変化(死亡・離婚等)があった場合は、昨年の所得にかかわらず受けられる可能性もあるので、教育委員会や学校にご相談ください。