12月2日に保険証が発行されなくなる予定ですが、自治体が運営する国民健康保険と後期高齢者医療保険について、現時点で出されている情報をもとに関連事項をざっとまとめてみました。
※各自治体で多少の違いはあるかもしれません。
・まず、先月あたりに届いた保険証は書かれている期限通り来年の7月31日まで使えます。
・それは、マイナ保険証のある方もない方も同じです。
・来年の7月頃からは道がわかれ、マイナ保険証のない方には「資格確認書」というものが届き、現行の保険証のように使えます。
・一方、マイナ保険証のある方には「資格情報のお知らせ」というものが届き、これは現行の保険証とは違い、マイナ保険証の読み取りできないときなどにカードと併せて提示することで保険証のように利用できるというものです。
・今年の12月2日以降に保険証が切り替わる方は、この時点で「資格確認書」か「資格情報のお知らせ」が交付されます。
・こうして見ると、現行の保険証は「資格確認書」に姿が変わり、マイナ保険証の方は読み取りエラーを踏まえて付属物が発行されるという、まさに矛盾と破綻が起きています。
・さらに、これらの事務手続きは自治体や健保組合などに多大な負担をもたらしており、被保険者にも混乱をもたらすでしょう。
・政府は、うまくいっていないマイナンバーカード施策をきちんと顧みて、現場と国民を置いてきぼりの保険証の廃止はやめるべきです。