11月22日は毎年積み重ねている、介護現場や利用者・ご家族からの市への申し入れと意見交換でした。
介護保険制度は、その法律や制度は国がつくり、介護報酬単価も国が設定しますが、運営は各自治体が行っています。特別会計という固有の財布で会計をしているため、高齢者が増え介護保険サービスの利用が増えると保険料をあげざるをえないという仕組みになっています。なので、全体としては国の負担を強めることや、診療報酬についての見直しを求めています。
また介護報酬上、介護職の処遇が低く抑えられており、専門性や思いがあっても離職が多く、成りても減っています。処遇改善が必要です。
今年度は、今後3年間の介護保険料についての改定でした。これまでも引き下げを求めてきましたが、今年度からは基金26億円を活用して引き上げをさせないことが実現しました。これも毎年の申し入れの積み重ねです。
介護の仕組みや現場についてはなかなか普段は知り得ません。しかし介護職についたり、ご家族が介護を受けたりすると、介護が大変だということや、介護職の不足や経営がむずかしいということに気が付きます。誰でも、ご自身やご家族が介護を受ける可能性はありますし、保険料は全員が払います。ぜひ、自分ごととして捉えてもらえるように議会でもそうですが、市民のみなさんにお話しして、介護保険制度をよくしていきたいと思います。