ブログみよみよ日記

2020年度保育所の申し込み状況、利用申請について

先月11月25日、市民福祉常任委員会において、2020年度の保育園、子ども園の1次申し込み結果がご報告されたので、質問しました。
全体の定員数に対しての申し込み児童数と言う点ではおさまるけれど、希望の保育園に落とし込むと調整が必要な結果。特に、年齢では1,2歳児、地域では西部・臨海地域です。また、来年度の保育士の採用によっても園側の定員数が変わる可能性もありえます。
わたしのほうからは、地元ニュースで特集されていた利用調整基準の公表について、また2次の結果通知がもう少し早くならないか、という点についても質問しました。
申し込みされたみなさんが、希望する、もしくは納得のいく入園ができるよう願ってやみません。
ぜひご覧ください。

-広田委員

 保育園・認定こども園の利用申し込み状況について伺いたいと思います。全体の数値だけ見ると利用定員に収まっているということですが、希望の保育園に落とし込むと定員を超過するという状況が今回の報告であったわけです。施設数では58施設がおそらく調整対象になるであろうということ、また1歳2歳、そして西部地域の方がその対象になるであろうというご報告がありましたが、お子さんの人数でいうと何名ぐらい調整になるのかというのは今わかりますか?

-山下保育幼稚園課長

 再調整になるお子さんの人数についてはどれくらいかというご質問かと思います。利用調整に関しましては各年齢の定員だけではなく、実際にそこに配置されます保育士の数によって受け入れ可能児童数が変わることから、現時点において何名の方が再調整になるのかというのは予測することは大変難しい状況でございますので、その点はご理解をいただければと思っております。詳細の数字は今手元にないということでございます。

-広田委員

 ということは、今、対利用定員44施設であるとか対利用可能数14施設とありますけれども、各々その保育士さんが採用できるかの状況によってここの数も変わってくるという理解をしておきたいと思います。

 次に、利用調整がこれから始まるかと思いますが、そのことでお聞きをしたいと思います。保育士さんの数ももちろんありますけれども、申請者の世帯の点数化というところで、先日夕方の報道番組で本市の保育について特集がありました。本市は待機児童ゼロとしているけれども、希望する保育園に入れない方がいるという実態の報告や、じゃあ何故不合格だったのかということについて利用調整基準という採点基準がやはり公表されるべきではないかという中身でした。もちろん議会でもこれまで希望する保育園に入れない実態は私も含めて取り上げてまいりましたが、番組内で報道の方々も初めて知って驚いているという状況でしたし、インタビューに登場したお母さん方もいざ保育園に申し込みをして初めて知ったというようなものでした。やはり待機児童ゼロという、厚生労働省が定めた基準ですが、これが一人歩きしていることを実感しました。この待機児童は国の基準に過ぎず、希望に沿った保育園に入れるようにと、だからこそ施設整備を求めてきたわけですが、この報道番組ではどちらかというと情報公開という側面について調査をされ、私も大変勉強になったところです。ここ近年の希望園に入れない状況が増えているわけですが、私も確かに親御さんから「なぜ今回入れなかったのか」ということ、「利用調整基準はどうなっているのか」また「各園の倍率というのはどれくらいのものなのか」といった声を聞かれるようになっています。報道の通り、全国的にも利用調整基準が公表されていない都市は、本市含めてわずかだということですし、本市でもこの利用調整基準や各園の応募倍率など公開していく検討をする必要が出てきているのではないかと思いますが、いかがでしょうか。

-山下保育幼稚園課長

 金沢市ではこれまで利用調整件数というのがそれほど多くなかったことから、先程ご指摘がありました利用調整基準につきましては公表してこなかったという経緯がございます。ただ、近年1歳児を中心に利用申し込みが増えてきておりまして、希望園に入れないという状況も一方では出てきておりますことから、この利用調整基準点の公表も含めて情報提供の在り方というのは今後の課題というふうに考えております。関係者を交えて検討を進めていきたいというふうに思っております。

-広田委員

 報道でも検討するということをおっしゃられていましたので、ただ現場の皆さんとともに歩んでいる保育でありますから、是非とも現場の皆さんも交えて検討を進めていただきたいと思います。やはり全国的な状況で本市を含めて公表されていない都市が本当にわずかだという状況を私も初めて知って衝撃でしたので、ぜひ求めておきたいと思います。

 もうひとつ、この利用調整について要望が多いのが、結果の通知をもう少し早くできないのかというものです。例年2月末に2次の結果が発表されるのですが、希望の園に入れなかったときにそのタイミングだと次の見通しを立てるには時間的に余裕がないといいます。例えば育児休暇の延長をするにしても会社の調整が間に合わないということもあるそうです。その点については、結果の通知をもう少し早くできないか、今年度なにか見通しがあれば教えてください。

-山下保育幼稚園課長

 利用調整に際しましてはやはり職員が個々の申請書をしっかり読ませていただきまして個々の家庭の状況等を把握しながら丁寧に行って調整をしてきております。そういったことから決定までに一定のお時間を要することはご理解をいただきたいと思います。ただ、今年度利用調整業務において最も多くの時間を要しております申請書の入力事務、これにつきましてRPAを活用した自動登録システムを導入することといたしております。作業時間の効率化を図ることで少しでも可能な限り早く利用調整結果を通知できるように今後とも努めてまいりたいと考えているところであります。

-広田委員

 もちろん採点までコンピューターにさせるということはなかなか難しい話でしょうけれども、できるところからそういう新しいプログラムの導入を進めていって少しでも早い通知を求めて行きたいと思います。

 そして、これまで求めてきた通り、やはりハード整備についてもまだ必要なところがあります。今回は夢プランの骨子案が発表されたわけですけれども、具体的な量的整備などが盛り込まれるような事業計画というのはいつ骨子案なりが出てくるのか明らかにしてください。

-山下保育幼稚園課長

 子ども・子育て支援事業計画の進捗状況についての問いではなかったかなと思います。これまで関係者からなる策定ワーキングを開きまして、計画内容の検討を現在進めているところでございます。次期プランにつきましてはただ今ご報告いたしました令和2年の申し込み状況も考慮して作成したいと考えているところであります。今しばらくお時間をいただければと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。

-広田委員

 必要な地域には量的な整備も求めたいと思いますし、これまで本市がやってこなかった規制緩和の流れにならないように改めて求めておきたいと思います。

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